上司や先輩から奢ってもらった時の部下・後輩としてのマナー

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サラリーマンをしていると、上司や先輩に連れられて

飲みに行くことも多々あると思います。

2人だけで出張する場合は、夜、居酒屋でサシで飲むこともあるでしょう。

年齢差にもよりますが、世間一般的には、

上司や先輩は後輩に奢るというのが当たり前のような気がします。

後輩もいずれは先輩となりますから、その時に後輩に奢るという

システムが確立されているように思います。

さて、このように上司や先輩と飲みに行って奢ってもらう際、

支払いの時にどのような立ち振る舞いをするのが理想なのでしょうか。

このケースでは、大きく2つのマナーが考えられます。

一つは、「奢られるのも部下・後輩の勤め」というスタンスです。

つまり、先輩が奢ると言っているのに、財布を出したりするのは失礼だということです。

その会社の伝統や上司や先輩の性格にもよるので、一概に言えない部分もありますが、

奢ると言っているのに払おうとするのはマナー違反という考えです。

具体的には、会計をするタイミングで、後輩は、先輩が支払っている姿を見ずに、

まず先に店の外に出るというのが基本です。

そして、会計を終えた上司や先輩が店から出てきた時に、

「ごちそうさまです!ありがとうございます!」とお礼を言うのです。

一番やってはいけないのが、先輩が支払いをしている時に、

レジの横にいて、財布で支払金額の半分を出そうとする素振りを見せることです。

奢るというスタンスでいるのに、横でそのような行動をされると、

ケチな上司と思われるのが嫌な人は苛立つでしょう。

このようなタイプの上司や先輩の場合は、申し訳ないという気持ちを捨てて、

奢ってもらえてラッキーだくらいに考えて、

爽やかにお礼の言葉を伝えるというのが理想的です。

もう一つのマナーは、「支払う素振りをあえて見せる」というものです。

実はこれは、一つ目とは真逆のスタンスです。

奢られるということは分かっていながら、支払う素振りを見せるのですから、

先ほど紹介したマナーとは全く反対なのです。

しかし、この方法には良い点が2つあります。

まず、支払う素振りを見せて、先輩に「いいよ、俺が払うから」と言わせることで、

先輩を立てることができるという点。

それからもう一つは、「一応払うつもりはあるんです」というアピールによって、

自分の気持ちが楽になるという点です。

人間というのは難しいもので、同じシチュエーションでも立ち振る舞い一つで

相手を喜ばせることもできますし、嫌な思いにさせてしまうこともあるのです。

上述した内容は、まさにそれを表しています。

先輩や上司の性格をしっかりと読みとって、どちらを選択するか予め決めておくことをお勧めします。

相手にとってどちらが嬉しいことなのか、事前に把握しておきましょう。

こういったマナーが身についている人は、上司や先輩から好かれやすく、

昇進しやすいと言われているのです。

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