大人の女性なら、一本は持っておきたい上質な真珠のネックレス。
冠婚葬祭には欠かせないアイテムですよね。
真珠といえば、白く輝く丸い珠を思い浮かべますが、
黒やグレー、ゴールドやピンクなど、色も豊富なんです。
形だって、雫やバロックのような個性的なものもあります。
これらの真珠、どこまでが冠婚葬祭に向いているのでしょうか。
悲しみの席には黒、結婚式には白、という話を聴いた事がありますが、
はたしてそうなのでしょうか。
カジュアルからフォーマルまで使える真珠にも、TPOに応じたマナーがあります。
いざという時に失敗しない為にも、真珠のマナーについて見ていきましょう。
結婚式・披露宴では
昼間のパーティーには、陽を受けて輝く真珠がぴったりです。
小さな粒のものを二連三連にしたり、大粒のものなら一連で上品に装いましょう。
夜のパーティーでは、ダイヤと組み合わせるなどして、華やかにしましょう。
白にこだわらず、カラーの真珠をつけても問題ありません。
注意したいのは、黒のドレスやスーツに白の真珠では、
悲しみの席を連想させてしまいます。
黒の服を着る時には、二連やカラー真珠を使い華やかにしましょう。
グレーやシルバー系の真珠は、服装をより引き立てますので、
エレガントに使いこなしたいですね。
友人として招かれる場合や、レストランでのカジュアルな
披露宴の場合には、バロックパールを使うこともできます。
まんまるとは違った魅力があるので、挑戦してみるのもよいでしょう。
お通夜、お葬式、一周忌などの法要では
涙を表すといわれる真珠を身に付けることができます。
ただし、一粒のペンダントなどは、チェーンが光るので相応しくありません。
悲しみの席なので、結婚指輪以外の指輪やイヤリングなども避けましょう。
ネックレスは、一本を一連で使います。
40cmほどのプリンセスサイズと呼ばれる長さがよいでしょう。
悲しみが重なるということから、二連三連はよくないとされています。
真珠の色は、白黒どちらも使え、ピンクがかった白でもかまいません。
皆が真珠をつけて来る席なので、真珠の良し悪しが比較されがちですが、
あまりに大粒なものやロングタイプは好ましくありません。
法要の席では、控えめに一連のネックレスのみを身に付けましょう。
卒業式・入学式では
一連の7.5~8mmサイズの定番真珠がよいでしょう。
珠が大きすぎるものは、かえって品を損なってしまうので注意しましょう。
こうして見てみると、1番使いやすい真珠のネックレスは、
白のプリンセスサイズでしょうか。
祝儀、不祝儀どちらにも重宝しそうですね。