パニック発作といわれる、急性の強い不安の発作を繰り返す症状を
特徴とする病気で親友がこの病にかかってしまいました。
パニック障害の原因といわれるもの
原因はよくわかっていませんが、心理的な原因としては疑問でして、
脳内ノルアドレナリン系の過敏、過活動、
あるいはセロトニン系の機能不全など、脳機能異常などが有力でした。
研究から、パニック障害の患者は、乳酸、炭酸ガス、カフェインなどに過敏でありまして、
発作が誘発されやすいことが現代では解ってきています。
親友は過労、睡眠不足、かぜなどの身体的悪条件や、日常生活上のストレスなど、
非特異的な要因も、発症や発作の誘因と考えることができる
ということに時間が経つにつれ言われてきました。
パニック障害の症状の一例
パニック発作では、突然の激しい動悸、胸苦しさ、息苦しさ、めまいなどを伴う
強い不安と恐怖に襲われていたり、親友は心臓発作などを疑って救急車で
病院へ行くことも数回ありました。
症状が軽く、一過性でおさまってしまう場合もありますが、
よくなったり悪くなったりしながら慢性に経過する場合が多くみられます。
パニック障害の治療の方法
身体疾患を除外するために、内科的なさまざまな検査が行われ、
尿、血液、心電図、をしまして場合によっては脳波検査などが行われ、
心血管系疾患、呼吸器疾患、低血糖、薬物中毒、てんかんなどが除外されました。
治療法には、薬物療法と認知行動療法がありました。
抗不安薬や抗うつ薬、などを使ってパニック発作が起こらないようにする治療を行いました。
副作用のことも考え、発作が起こらなくなるまで十分な期間服用し、
発作がなくなっても6カ月~1年は薬を続ける必要がありました。
パニック発作は薬物でほとんど治りますが、不安や恐怖はその後も長く続くことが多く、
これには認知行動療法を併用する必要があります。
パニック障害とうつ病の違い
うつ病が合併した場合は、休養と抗うつ薬療法が必要で、うつ病の治療に似ています。
病気に気づき、パニック発作を経験したら、まず内科などで
体に異常がないかどうかを検査します。
異常がないのに何度も発作を繰り返すとき、パニック障害です。
診断が確定したら、指示どおり薬を飲むことが大切でして
薬が十分効いて不安が軽快してきたら、今まで避けていた状況へ
少しずつ入っていく訓練をします。
パニック障害の回復過程
外見ではわかりにくいつらさを周囲の者が理解してあげまして、
外出訓練に同伴することが必要なことでした。
パニック障害の不安は気の持ちようなどではなく、
病気であり治療の対象であることを、本人も周囲の者も知ることが必要です。
飲んだ抗うつ剤で感じた副作用で、共通していたものは眠気です。
薬が強いと全身の脱力感もでてくるようです。
親友はそれから不安が軽くなってきたようでして今では
今まで避けていた外出に挑戦しまして慣らしていく訓練などを行っています。