私が実践している節約術は、「よいものを長く愛用する」です。
「安かろう悪かろう」という言葉は、
個人的には結構当たっているのではないかと思っております。
私は２年前くらいに３０００円のバッグを購入しましたが、
そのバッグはたった１年使い倒しただけで持ち手の部分がはげてしまい、
１年で買い換えることになりました。
一方、１年前に購入した１万８０００円のバッグは使い倒しても、
未だに特に目で見て分かる故障は出ておらず、今でも現役選手です。
おまけに、差し色としてコーディネートに良いアクセントを付けてくれますし、
内ポケットも豊富で本格的なバッグです。
何故安かろう悪かろうということになるのか？
この通り、安物は安物なりの素材が使われており、
安物なりの加工を施され、
安物なりの売り方をされる。
で、出番を終えたらポイ。
一方高級品は高級品なりの素材が使われており、
高級品なりの加工をされ、
いつの時代も高級品として扱われる。
これが世の中の常なのです。
他にも、
バーゲンなんかに行くと、商品が何割引とかされていますが、
どうしてもセール品と通常品を比べると、
ちょっと癖があったり、ちょっと素材が悪かったり、と
少し劣っているように見えざるを得なく、
「売れ残っても納得」の商品しか残っていないことも多々あります。
それもそのはずで、
セールというのは売れ残り品を「安く手に入れたい」と思っている消費者と、
どうしても利益を出したいお店の需要と供給が一致して開催されるものなのですから、
そこに売れている通常品が出されることはなく、
難のあるものしか売り出されないのが当然なのです。
安物買いの銭失いにならないために
その場だけの陳腐な目で見ると、目の前にある３０００円のバッグを
購入した方がお得に見えてしまいますが、
もし１年ごとに故障して使い物にならなくなって買い換えるぐらいなのであれば、
１万８０００円のバッグを購入して、数年間使い続ける方がお得ですし、
「購入したのだから丁寧に扱おう」という気概も生まれ、
さらに長く使い続けられるという一石二鳥のプラス効果があります。
ですので、節約したいのであればものを購入する際には、
「高級なものを長く愛用する」
というスタンスの方が中長期的にはお得ですし、
精神的にも余裕が出ますのでおすすめですよ。