法律問題と聞くと、何か難しそう…とか、自分には関係ない…とか、思っていませんか?
いいえ、そんなことはないんですよ。
生活で困っていたことが、実は法律で解決できたりすることがあります。
また、現在は問題になっていなくても、将来に問題となりかねないということもあります。
そこで、気軽に、しかも費用をかけないで相談ができる方法があります。
それが、市役所の法律相談です。
費用をかけないで気軽に相談ができる役所を活用しよう!
法律相談といえば、まず、弁護士、司法書士などを思い浮かべるでしょう。
でも、何が問題か自分でもハッキリしていない場合や、
相談費用が心配、先生がどんな人かわからないから不安、
などで、ちょっと行きにくいと感じることもある思います。
市役所の法律相談って、広報で見たことあるという人もあるかと思います。
私の知っている限りではほとんどの市町村で法律相談を実施、あるいは紹介をしているようです。
公共自治体が実施することですから、いい加減な人を相談員に充てることはありません。
実際に相談を担当するのは委託された弁護士、司法書士が多いようです。
ちょっと、相談したいと思ったら、市役所にそのような相談の窓口がないか聞きます。
そうすると、担当部署に繋いでもらえます。
担当部署では、軽く相談内容を聞かれますから、大まかでよいので伝えます。
すると、実際の相談日と時間の予約ができるのです。
だいたいどこの自治体でも同じような対応になるでしょう。
これで、約束の時間に指定された場所に行けば、費用のかからない相談が受けられます。
この役所の無料相談、少し至らないところもあります
無料なので仕方ないのですが、時間が短いのです。
20分から長くて40分、1時間がせいぜいでしょう。
これでは、相談内容によっては、事情を説明したところでタイムアップということもありえます。
なんだ…と思われるかもしれませんが、実はそれでも大きなメリットがあるのです。
一般市民には、これが法律問題なのか、大きな問題なのかなどが
わかりづらいのですが、この点がハッキリします。
つまり、問題を振り分けてくれるのです。
小さな問題であれば、その場で簡単に答えてくれるでしょうし、大きな問題であれば、
本格的に費用をかけて取り組む必要性があるとわかります。
しかも、急ぐ必要があるのかどうかもわかります。
損害賠償などは、合意がない場合、法定の利息を要求されることもあるのです。
やや抽象的なお話になってしまいましたが、私が今、
みなさんに注意していただきたいのは相続です。
うちは関係ないよとおっしゃるかもしれませんが、
実は何億という資産より、100万円単位の相続をめぐる争いのほうがはるかに多いのです。
身近で、なあなあの関係だからこそ、争いが深く厄介になりやすいのです。
でも、事前準備でこれを防ぐことはできます。
これを機会に、身近で気になることがありましたら、
市役所の法律相談を利用していただきたいと思います.