大手キャリアから格安SIMへ乗り換えるときの注意点
毎月の基本使用料が3000円以下や2000円以下といった低価格でスマホの運用ができるということで、
最近多くのメディアで注目され、急激に契約者数が増加しているのが格安SIMサービスになります。
一昔前であれば、格安SIMにはデータ通信専用のプランしかなく、
大手キャリアから格安SIMへ乗り換える場合は通話については
IP電話アプリを使うしか方法がありませんでした。
しかし最近では格安SIMでも090や080などの一般的な携帯電話番号を利用しての音声通話が可能となっていて、
多くの人にとって便利に使えるようになっているのです。
大手キャリアから格安SIMへの乗り換えを行う場合、
多くの人が気になるのが、現在使っているメールアドレスや
電話番号を引き継いで使えるかどうか、という事だと思います。
結論から先に申し上げますと、どちらも可能ですが、
メールアドレスについてはやや注意が必要となります。
現在では殆んどのMVNOがMNPに対応していますから、音声通話機能付きのSIMを選んで契約すれば
番号をそのまま引き継いで乗り換えができます。
一方でメールアドレスの場合は、YahooMailやGmailなどのフリーメールアドレスは
以前使っていたスマホから引き継いで使うことができますが、
キャリアメールについては使えなくなってしまいます。
格安SIMの場合はキャリアメールのようなメールアドレスの付与がないので、
キャリアメールを普段から頻繁に利用しているという人であれば、
格安SIMへの乗り換えは慎重に判断すると良いでしょう。
MNPを利用して格安SIMに乗り換えをする時の注意点
格安SIMを契約する場合には、インターネットを利用しての契約する方法と
実店舗で契約する方法と大別して2種類の方法での契約が可能です。
全てのMVNOが実施しているわけではありませんが、
楽天モバイルやイオンモバイルなどは実店舗での契約が可能なので、
初めて格安SIMへ乗り換えをするという人や早く手続きを済ませたいという人は
実店舗で契約手続きをすると良いでしょう。
格安SIMの契約手続きの際に最も注意しなければならないのが、
MNPを利用してインターネットで通話SIMを契約する場合です。
MNP手続きを行い、MVNOにMNPの予約番号を伝えて手続きをした時点で
契約している大手キャリアのスマホは利用ができなくなり、
また新しく契約した格安SIMが自宅に届くまで数日間の日数がかかるので、
その間は全く通話やモバイルデータ通信ができなくなってしまうのです。
最近ではネットで注文して届いてからMNP手続きを行い、
自宅で即日開通ができる格安SIMも増えてきていますが、
まだ全てのMVNOが自宅で即日開通サービスを行っているわけではないので、注意が必要となります。
なお、自宅で即日開通サービスを行っている格安SIMサービスの代表的なものとしては
OCNモバイルONEなどが有名です。