これからバイトを始めようという方に自身の経験から、
ルーティン作業が仕事の大半を占めるバイトで役立つノウハウを紹介したいと思います。
内容としては、仕事が早くなるための考え方、それを実現させるための具体的なテクニック、
そして成果を上げるためのマインドセットです。
1.仕事が早くなるポテンシャルのある人
ルーティン作業が主なバイトにおいて重要なのは「作業スピード」と「作業精度」です。
これら2つは車の両輪のようなものでどちらも欠かせないのですが、
作業効率という側面からみると最重要なのは「作業スピード」です。
作業スピードが上がれば時間的な余裕が発生し、それは結果的に精度を上げるために
費やすことができるようになります。
つまり仕事が早くて荒い人と遅くて丁寧な人なら、
前者のほうが大いに伸びしろがあるということです。
なのでもし現状でゆっくりと丁寧に作業をしているなら、
多少精度を落としてでもスピードを上げることをオススメします。
極端な話、精度は数をこなしていれば上がっていきますが、スピードは意識しなければ上がりません。
2.確実な成長
ではむやみやたらにスピード重視で作業を進めれば良いのかといえばそういうわけでもありません。
そこには着実に作業スピードを上げていくためのテクニックが存在しています。
いきなりですが「明日までに今やっている作業を30分早く終わらせられるようになってください」
と言われたとします。
これは普通に考えれば当然無理な話です。
しかし「1年間かけて今やっている作業を30分早く終わらせられるようになってください」
と言われた場合どうでしょう。
何も考えず、現状を続けているだけならばもちろん不可能ですが、
これは考え方次第で解決できる問題なのです。
具体的に見ていきましょう。
仮にバイトを週に3~4日、月でいえば15日ほど入れている人がいるとします。
そしてこの人がバイトのたびに行っている作業を30秒早く終わらせることを目標に1年間働いてみます。
すると、単純計算で毎月7分30秒早くなり、年間で見るとなんと
90分も早く終わらせることができるようになるのです。
もちろん右肩上がりでスピードが上がるわけでもなく、
伸びしろは段々と落ちてくるので実際にこのような結果になるわけではありません。
しかしここからわかるように、毎回30秒早く終わらせるという無理のない目標を
繰り返すだけで大きな結果につなげられるのです。
今回の例でいえば、30秒どころか毎回10秒でも目標達成できます。
重要なのはどれほど分数や秒数を細かく設定しても良いので、
毎回作業をこなすごとに確実に早く終わるようになるということです。
3.成果の上がる心の持ち方
最後のノウハウは気持ちに関するものです。
バイトというと一般的には時給で働くことが多いので、
時間内にどれだけ働いても同じ給料ならいかに手を抜くかというふうに考えるのも自然です。
しかし逆に考えると、多くの人間が手を抜く場で力を入れて取り組むと
圧倒的な成果が上げられ、それは上に立つ人間の評価にもつながります。
企業として当然ですが、成果を残してくれる人間には自分の元を離れてほしくないので、
それなりの待遇を用意します。
また成果を上げていれば、自分の納得のいかない待遇であっても、改善のための交渉材料になります。
待遇が良くなればそれはまたモチベーションを高めたり、成長へのエンジンとなるので、
非常に良い循環が出来上がります。
以上3つのセクションにわけて、バイトのノウハウを紹介しました。
今回紹介したものは即効性のあるものではありませんが、
長期的に続ければ続けるほど大いに効果を発揮してくれます。
自分が確実にこなせるレベルの具体的な数値目標を立て、それを実行する。
考え方も難しくなく、やることもシンプルなものです。
ですがシンプルがゆえにやればやるほど直接成果として自分に返ってきてくれます。